自社の戦略を確認する！
自社の戦略を確認する！
正しさがわからなくなることもあるのが自社の戦略になりますが、競合調査を行うことによってそれをあぶり出すこともできます。
多くは競合というと同業者ばかりを対象にしてしまうことが多いですが、けっしてそれだけではありません。
顧客として被っているのであればそれは競合をしていることになりますので、ここを漏れないように競合調査に入れる必要があります。
ここは自社の戦略を立てるためにはとても重要なポイントになりますので、見逃さないようにしてください。
このような調査をすることで自社が補わないといけない点や、他者の改善点が見つかってきます。
ただし調査するだけでは不十分であることもしっかり認識しておくようにしましょう。
自分たちのことをよくわかっていなければ、競合調査をしても戦略にならないことがあります。
顧客をターゲットにし、競合している会社から一歩抜けた状態になるための情報収集になることから、必ず同業者だけではなく顧客の視点を持ってください。
自社の戦略の答え合わせをするためには、競合調査が大切です
競合調査を実施することで、自社の置かれている状況を客観的に把握できます。
経営判断は文字通り経営者の仕事ですが、しばしば感情的に市場徹底を決めてしまったり、反対に直観だけで新規参入を果たしてしまうなど、情緒による判断ミスをします。
自社の戦略を的確に立案するためには、自社の置かれている状況を把握し、どこに弱点があるか第三者の視点から分析してもらわなければいけません。
例えば競合調査によって、女性のシェアが少ないという弱点が浮かび上がれば、今度は女性の視点を意識したブランド開発に投資をすればOKです。
競合調査によって、自社の戦略が大きく間違っていない、という分析結果が得られれば、あえて方針転換はせずに愚直に今現在の路線を継承していきましょう。
経営者の視点からすると、一般消費者の評判が悪いと思っている新製品でも、実は客観的な競合調査を実施することで、正反対の結果が出る可能性もあります。
成熟した市場は経営判断が難しく、何か変えなければいけないという不安症状から、かえって損する路線変更をしたり、市場からの徹底してしまえば本末転倒です。